【舞台探訪】『聲の形』(原作):第3巻

【注意!】当記事では原作の内容の詳細について触れることになります。原作未読の方でネタばれを避けたい方はここから先へは進まないでください。

大今良時さんの漫画『聲の形』の舞台探訪の記事、今回は第3巻の紹介です。

聲の形(3) (講談社コミックス)

聲の形(3) (講談社コミックス)

 

→前回までの記事はこちらです。
・【舞台探訪】『聲の形』(原作):第1巻
・【舞台探訪】『聲の形』(原作):第2巻
→本稿以降の記事はこちらです。
・【舞台探訪】『聲の形』(原作):第4巻
・【舞台探訪】『聲の形』(原作):第5巻
・【舞台探訪】『聲の形』(原作):第6巻
・【舞台探訪】『聲の形』(原作):第7巻

■第3巻について
第2巻では硝子と再会しただけでなく、永束や結絃との新たな交友が生まれた将也。彼の世界は徐々に外へと開かれつつありました。しかし第3巻では、将也は触れたくない小学校時代の記憶に否応なく直面させられます。忘れたと思った頃に不意に蘇り、目の前に立ちふさがる過去。逃げようとしても亡霊のように追いかけてくる自責の念。過去と対峙しなければ未来などないとでも言わんばかりに・・・。そして佐原みよこ、植野直花との再会はまるで触媒のように将也と硝子の二人の関係に大きな変化を与えていくことになります。

 

■舞台探訪 『聲の形』(原作):第3巻
※各シーンの場所情報はGoogle Mapにまとめてあります。各々の場所を確認されたい方は、当記事末尾に掲載しているMAPを拡大してご覧下さい。


表紙絵
JR大垣駅ホーム MAP 17
『聲の形』第3巻の表紙絵はJR大垣駅のホームなのですが、これがなかなかの難物で、現実にはこの通り撮影することはできません。そもそも大垣駅は真っすぐな直線ホームなので、この絵のようにカーブを描いた場所はありません。では別の駅なのかというとそうでもなく、JR大垣駅特有の特徴もちゃんと描きこまれていて・・・と色々悩ませてくれます。f:id:los_endos:20160810000218j:plain
かろうじて全体のイメージに一番近い写真を撮ろうとすると、大体こんな感じになりますが、実は細部が色々異なっています。順番に見ていきましょう。JR東海のサイトに大垣駅のMAPがありますので、こちらのリンク先でホームの全体像をご確認ください。

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