【写真帖】2011/08/25(木):JR木次線 ~映画『砂の器』の舞台へ

舞台探訪がてら夏休みの旅行に行ってきました。いや、逆かな?
夏休みの旅行がてら舞台探訪をしてきました。あまり変わりないですね。


JR木次線 亀嵩(かめだけ)駅




亀嵩駅は「蕎麦屋」が併設されており、この界隈ではちょっとした名物として親しまれています。

早速「割子そば」を頂きました。出雲そば特有の黒っぽいコシのある蕎麦です。

蕎麦湯を頂いている間に三次行きの列車が入線してきました。

この駅が一躍有名になったのは、松本清張が小説『砂の器』で取り上げたことがきっかけでした。1974年公開の映画『砂の器』でも亀嵩駅は大きくクローズアップされましたが、実は撮影はこの駅ではなく、ホームは出雲八代駅、駅舎は八川駅でそれぞれ撮影されて合成されています。


JR木次線 出雲八代

この駅が、映画『砂の器』で亀嵩駅のホームとして撮影された場所です。



映画『砂の器』で、丹波哲郎がホームに立つシーンはこの角度から撮影されました。37年前のフィルムとほぼ変わりない光景は感動ものです。以下のキャプチャが映画『砂の器』のワンシーンです。

砂の器』より(野村芳太郎監督:1974年)



タイミングよく「奥出雲おろち号」が入線してきました。


JR木次線 八川駅

この駅も映画『砂の器』で、駅舎のモデルとして撮影された場所です。改築はされていますが、37年前の面影を残しています。

砂の器』より(野村芳太郎監督:1974年)



木次線は今も昔ながらの風情のある駅舎が数多く残っています。

突然の夕立の中を「おろちループ」へ向かい、この後、尾道の宿へと車を走らせました。