ここは「とびしま海道」のひとつ、豊島。
アニメ『たまゆら』のOVA版第3話に登場する十文字山展望台は、この島の山深く入ったところにあります。この島に渡ったのも当然、この展望台を訪問するためだったのですが、しかし・・・あえなく玉砕しました。断念して途中で引き返しました。
京都から運転してきた3ナンバーの車高の低い車では脱輪しそうなほど細く曲がりくねった道が続き、上り坂になると前方が見えなくなるため、私の運転技術ではこの先は危険と判断しました。その後、徒歩で登ろうかとの話もあったのですが、当日の強烈な残暑に参ってしまい、それも断念。這々の体で引き返す羽目に。
後にほげポンの舞台探訪の昼行灯さんが撮影された展望台に至るまでの道のりを撮影した4倍速動画を拝見させて頂き、自分の当初の計画がいかに甘いものであったを思い知りました。脱輪だなんだと言っていた辺りは、全行程の中でもまだまだ易しい道だったのです。ガードレールもちゃんとついていましたし。
十文字山展望台は、近々リベンジの予定です。今度はレンタカーで軽自動車を借りるところから始めます。
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続いてやってきたのが「とびしま海道」の終点、大崎下島です。
この島の御手洗地区は以前から行ってみたいと思っていた場所でした。先程の悪夢のような記憶を振り払い、早速、街中をぶらぶらと見て回ります。駐車場脇の小さな案内所みたいなところで、懇切丁寧に町の案内をして頂きました。地図が真っ赤です。
時間が止まってしまったかのような昼下がりの午後。遠く揺らめき立ち上る陽炎。
聞こえてくるのは蝉時雨。石畳を擦るように歩く自分自身の足音。
白日夢めいた路地裏を日射しを避けるように彷徨う。
時間の止まった町に時計職人がいる。
10月から始まる『たまゆら』TVシリーズの公式サイトでは、登場人物の一人麻音ちゃんの実家が、大崎下島で旅館業を営んでいるとあります。ここ御手洗地区であるとは限りませんが、もしかしたら本編のどこかでこの記事に載せた写真と似たようなカットが出てくるかもしれません。
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最後にここは「下蒲刈島」。本州から安芸灘大橋を渡って最初の島です。
ここで『たまゆら』ゆかりの場所を撮影して、お土産に「豊島ラーメン」を買って、当日の宿泊地である広島市内へと車を走らせました。