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【舞台探訪】『けいおん!』(定点観測):No.08 叡山電鉄一乗寺駅

舞台探訪: けいおん!(定点観測)

当記事に掲載した『けいおん!』『けいおん!!』の画像は、著作権法32条に定める比較研究を目的としての引用であり、当該画像の著作権は全て、かきふらい芳文社桜高軽音部・TBSに帰属します。

更新履歴
2011/06/28 新規作成


■No.08 叡山電鉄一乗寺駅(『けいおん!!』OP)

第2期OPに登場するこの一乗寺駅のカットは、踏切横の自転車屋(2階建ての民家の1階が店舗)の店頭に陽が当たっている点に注目してください。踏切を横切って東西に伸びる曼殊院道は、白川通から東大路通までほぼ真っ直ぐに伸びる道なので、これほどくっきり建物の正面に夕陽が当たるには、太陽は真西からやや北向きの角度に位置していなければなりません。つまりこのカットを再現するには、春分の日から夏至を越えて秋分の日までの間に撮影日が限定されることになります。


次に5人の制服が冬物である点から見て、衣替えの6月以降ということはありえません。同様の理由で、秋分の日もまだ冬物着用の時期ではないのでこれも対象範囲外とします。従って春分の日(3月21日)~5月31日までの間で、かつ夕陽が出来る限り西に傾く条件を備えている5月31日に近い日とひとまず仮説を立ててみます。


更に陽光の強さ、夕陽の色合い、HTTメンバーの影の角度・長さ等から総合的に判断すると、日没の1~2時間前くらいでないとこの絵のような影にはならないことが推測できます。ただしこれは夕陽を遮る障害物がない場合です。実際の曼殊院道沿いは、踏切から真西を向いた時に右斜め前方向にマンションがあって、日没寸前になるとこの建物が遮蔽物となって完全に夕陽を遮ってしまいますので、この点も考慮に入れなければなりません。


■線路側から見る自転車屋(2011/04/14撮影)。

それらを踏まえ、特定日における地図上のとある地点の太陽の日照角度・高度を瞬時に表示するアプリ「Sonnenstand(=Sunrays)」をiPadにインストールしてシミュレーションを行なってみました。その結果、5月の連休明けから下旬にかけての撮影がベストの時期と判断しました(※以下の画像は、2011/05/15のシミュレーション結果)。

しかしながら天候不順や自分自身の日程が合わないなど、この5月に満足出来るカットは1枚も撮れませんでした。そもそも自転車屋の正面入口は曼殊院道に並行というより、叡電の線路にほぼ直角に向いているので、夕陽の入射角度が相当北に寄っても正面全体を照らすほどにはなりません。少し時間が経つと今度は北側のマンションが陽を遮ってしまいます。


従ってこのカットは陽射しの角度、夕陽の光量などかなりの部分でフィクションが混じっているのではないか・・・。今は半ばそのように考えています。


(2011/07/02 記)


2010/10/17撮影

2010/12/31撮影

2011/03/27撮影(※2枚の写真を結合したもの)

2011/04/14撮影

2011/06/12撮影*1

【舞台探訪・聖地巡礼の心得】
舞台として描かれる場所は一般市民の生活空間であることが多いため、現地訪問に当たっては、以下の各項目にくれぐれもご留意下さい。マナーと心配りをお忘れなく!


1.近隣住民の方々の迷惑となるような行動は慎むこと。
2.プライバシーの侵害となるような行為はしないこと。
3.学校や個人宅に無断で侵入しないこと。
4.撮影時の道路への飛び出しなど危険な行為はしないこと。
5.撮影が許可されていない場所の撮影はしないこと。迷った場合は関係者に撮影可否の判断を求めること。

*1:2011/06/12より、『映画けいおん!』と叡山電鉄のコラボ企画としてヘッドマーク付き車両の運行が開始されました。この写真はその初日のものです。ヘッドマークの拡大図はこちらこちらをご参照下さい。