読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【舞台探訪】『氷菓』:■06 平湯温泉

舞台探訪: 氷菓

京都アニメーションのTVアニメ『氷菓』(2012年4~9月放映)の舞台探訪の記事、6本目。
今回は第7話の平湯温泉です。

氷菓 限定版 第6巻 [Blu-ray]

氷菓 限定版 第6巻 [Blu-ray]

正直に言えば、行きのバスは内部が色々と違い、宿のモデルとなった「山荘湯乃里」さんも外観・内装ともに劇中の描写とは異なるなど、舞台探訪的にはあまり大きな収穫がないように思っていました(実際に宿泊した「山荘湯乃里」さんはリーズナブルで抜群に快適な宿でした!宿の中にも檜造りの浴槽の温泉があります。お薦めです)。


しかし平湯民俗館併設の公衆露天風呂「平湯の湯」へ閉館間際(21:00前)に行った時のこと、最終入浴客を確認しに来られたのでしょうか、脱衣場に入って来られた館長さんと少しお話をすることが出来て、「(暖簾を外したので)もう誰も客は入って来ないですから自由に撮ってもらって良いですよ。ついでに宣伝しておいて下さい!」と、撮影を快諾していただき、俄然士気が上がりました。


という訳で、今回の記事の目玉は普段撮影することの出来ない「風呂場」です。貸切状態だったとはいえ、キャプの入ったiPhoneとデジカメを抱えて浴槽を出たり入ったり、ケロリンの洗面器を並べたり裏返したり、事情を知らない人が見たら狂気の沙汰に見えたことでしょう(しかも全裸)。


もしこれを見て自分も撮影してみたいとお考えの方は、他のお客さんが入っていない時で、かつ館長さん(隣の合掌造りの建家の方にいらっしゃることが多いです)の許可を得てからにして下さい。くれぐれも無断での撮影はしないで下さい。


■06 平湯温泉
第7話
01 濃飛バス
※バス内のMAPについては、便宜上、高山駅前の濃飛バスセンターをマッピングしておきます。







ほとんどどれも合わない!かろうじて納得感があったのは下の写真くらいでしょうか。それでも色々と違うようですが。


02 アルプス街道平湯(バスターミナル)



柱の位置に注目してください。実際の位置から左に移されて描かれています。バスに酔ってふらふらの奉太郎と元気な3人との違いを際立たせるべく、両者のいる空間を分け隔てているかのようです。こうした柱の描写に関しては第10話でも同様の演出が見られました。こちらの考察文を参照してください。→■01 市街中心部(商店街、鍛冶橋周辺)第10話 04


03 山荘湯乃里




ご覧の通り、建家の造りも内装も共に劇中の描写とは異なります。館内はリニューアルされてむしろ実物の方が綺麗です。


これは私が宿泊した「山荘湯乃里」さんの客室からの眺めです。奉太郎と里志の泊まった部屋は、コの字型の建家の正面向かって左側にある新館なので、私の部屋(建屋の正面向かって一番右端の2階部屋)からの眺めとは風景の角度が微妙に異なる訳ですが、その辺りまでちゃんと考慮されて描写されていることが分かります(例えば、画面右手のプレハブを参照)。これは実際のロケハンを経て、奉太郎たちが泊まった部屋から見えるであろう風景を想定して意図的に角度を変えて描いたものなのでしょう。とても緻密な仕事です。


こちらの駐車場も微妙に角度を変えて描かれています。


なお「山荘湯の里」さんは駐車場側に面した客室(北側)だけでなく、反対側(南側)にも部屋があります。そちらに泊まると道路側の風景は一切見ることが出来ませんのでご注意下さい。繁忙期でなければ部屋のリクエストにも応えて頂けるはずです。


04 平湯民俗館へ向かう道



05 平湯民俗館(平湯の湯)


合掌造りの建物の右側に公衆浴場「平湯の湯」があります。料金は"寸志"です。心ばかりのお代を入れていきましょう。勿論、タオル・石鹸等は自前で用意して下さい。


女風呂の造りは若干変更されて描かれています。


06 平湯の湯










以下は朝風呂のシーンですが、撮影は前夜終了間際の一回きりのため、夜の写真でご容赦下さい。





07 民俗館から宿への帰路



MAP

より大きな地図で TVアニメ『氷菓』舞台 を表示

地図は縮小表示していますので、必要に応じて上記の”より大きな地図で~”の後のリンク先をクリックして拡大して下さい。ブラウザがIEなら、アンカー上でマウスを右クリックして<新しいウィンドウで開く>を選択頂ければ、別ウィンドウが開くので便利かと思います。

次回は、■07 喫茶店(バグパイプ、かつて)です。
前回の記事はこちらです。→■05 サイクリングコース


(2013/2/2 記)

当記事に掲載した『氷菓』の画像は、著作権法32条に定める比較研究を目的としての引用であり、当該画像の著作権は全て、米澤穂信角川書店/神山高校古典部OB会に帰属します。