【レポート】映画『たまこラブストーリー』大ヒット御礼スタッフ舞台挨拶:山田尚子監督・小川太一さん・瀬波里梨P

2014年5月30日(金)新宿ピカデリー(シアター3)で行われた映画『たまこラブストーリー』大ヒット御礼 スタッフ舞台挨拶のレポートです。

(※画像をクリックすれば拡大してご覧になれます。以下の写真も同様。)


19:50の上映終了後、スクリーン前に椅子が並べられ、松竹映画の司会者の方のアナウンスで右側の扉から入場。登壇されたのはスクリーン正面に向かって左から山田尚子監督、演出の小川太一さん、瀬波里梨プロデューサーのお三方でした。トークは21:20から22:00までの約40分間に及びました。


以下、トーク・イベントにおける私のレポートのお約束事を少し書いておきます。これらは手書きで採録したメモを元に書き起こしていますので、部分的に書き取りが追いついていない箇所があること、実際の言い回しとは異なるものがあることをあらかじめご了承ください。意味を汲み取りにくい発言は私の判断で表現を補足していますし、臨場感を再現するために多少脚色を加えています。ポイントになる語句は過不足なく盛り込んでいるので大意は外していないはずですが、もし重大な認識違いや書き漏らしに気づかれた方がいらっしゃいましたら、ご指摘いただければ幸いです。


なお映画公開前に京都文化博物館で開催されたおさらい上映会でのスタッフ・トークの記事と併せてお読みいただくとなお面白いかと思います。前回のトークも今回と同じメンバー(+色彩設計の竹田明代さんの4名)でしたが、映画の公開前ということもあってネタバレに注意しつつのトークであったこと、また司会進行役だった瀬波Pご自身の発言がなかなか伺えなかったということもあって、今回のトークは前回のそれとは多くの面で対照的なものでした。ぶっちゃけトークや衝撃(笑撃?)の裏話が飛び出したりの非常に興味深い40分でした。
「たまこまーけっと」おさらい上映会&制作スタッフ・トークイベント(山田尚子監督・小川太一さん・竹田明代さん)レポート


―― では早速、登壇者の皆さまから一言づつお願いします。


瀬波 みなさんこんにちは。プロデュース担当をいたしました瀬波です。本日はよろしくお願いします。
小川 演出を担当させていただきました小川太一です。
山田 なんかね、ちょっとマイクのコードが引っかかって・・・(司会者を見て)ガッツリ踏んでるんですけど(笑)。あ、えー、『たまこラブストーリー』の監督を務めさせていただきました山田尚子です。

ここで司会者の男性がこれみよがしに上着のジャケットを脱ぐと、そこにはたまことデラの描かれた水色のTシャツが。これは京都アニメーションの正式なライセンス許諾の下、出町桝形商店街の岸本屋さんでのみ販売されている「特製たまこTシャツ」です。まさかの演出にテンションが上がって急にはしゃぎだす山田監督。

山田 あー!それ!たまこのTシャツじゃないですかー!モデルになった桝形商店街で売ってるんですよ!(客席に向かって)ご存知ですか?


―― この中で買われた方はいますか?

会場で挙手する人多数。それを見て驚愕する山田監督。

山田 ええーっ!!京都、遠いよ!?(笑)*1


(左)出町桝形商店街の岸本屋さんのみで販売している京アニ公認のたまこTシャツ売り場。
(右)店頭で出迎えてくれるたまこのスタンディ。

―― ではあらためまして出来上がった映画の感想からお聞きしたいと思います。監督から。


山田 あーーーーーーーーーー(しばらく次の言葉が出てこない)、たまこともち蔵と、みどりとかんなと史織と、あんこもみんな少しづつ成長するという一歩を踏み出すというフィルム*2を作れたんじゃないかなと思っています。


―― 一番感動したのはどのシーンですか。


山田 飛び石でもち蔵が告白するシーンなんですが、ずーっと時間を追って色が少しづつ変わっているんですが、パッと飛び石が引きになる瞬間が綺麗かなと(笑)。「あっ」と思いました。望遠の絵がうまくいっているので狙いどおりで安心しました。小さな望遠カメラの揺れが描かれています。
小川 あれは撮影スタッフの巧みの技です。
山田 すごいマニアックなサイズ感ですけどね。大きいスクリーンだと手振れさせすぎると「おええっ」*3ってなってしまうので、いい感じになったと思います。


―― 小川さんは?


小川 前にも言ったことですけど*4、作っている側として客観的に観れなかったですね。今は徐々に作品が出来たという達成感に浸っているところです。
山田 ちゃんと劇場に観に行かはりました?
瀬波 あ?それ聞くんですか?(笑)
小川 いえ、実はね、いや、だから・・・。
瀬波 いつ観るの!?
山田 みどりちゃん(笑)
小川 観に行きたかったんですけど・・・。
山田 まだやってます。早退したら行ける!あと伊丹で最近始まりましたから。二番館で*5伊丹空港のすぐ近くにある劇場で、飛行機見たり、たまこ観たり、飛行機見たりできますよ(笑)。
小川 なんでそこに飛行機入ってくるんですか(笑)。
山田 史織が乗っているのを想像したり。伊丹に行こう!(笑)*6


―― 回し者ですか(笑)。ちなみに瀬波さんは?


瀬波 出来上がる直前のものを何度も何度も観るので(小川さんと同じく)客観的に観れなくなっているところはあります。これはいける、いや、ん?みたいな感じもありつつ、毎回どれも微妙に違うものを沢山観ました。映画館では2回観ています。観るたびに視点が変わります。今回はここだな、みたいな楽しみ方をしていました。
小川 毎回見どころが変わるんですよね。
瀬波 こう観るぞと思って行っても、結局全然違う見方をしたりして。
山田 いつも記憶を消して観たいって仰っていましたね。
瀬波 新鮮な気持ちで観たいんですよ。
小川 その方が勉強になりそうですね。


―― 映画公開から1ヶ月が経った訳ですが、(客席に向かって)今日初めて観た方はいらっしゃいますか?(バラバラと挙手する人あり)じゃあここで定番の質問です。既に10回以上ご覧になった方は?

結構な数の人が挙手。15回でも多数。

山田 すごーい。こちらのレディーたちも15回(笑)*7


―― じゃあ20回の方は?うわあ、結構いらっしゃいますね。ほぼ1ヶ月なので2日に1回くらい?


山田 そんな見方して下さってるんですか。お仕事?(笑)


―― 30回という方は?・・・さすがにいらっしゃいませんか。


山田 残念(笑)。


―― 明日から入場者プレゼント第4弾が始まります。(司会者が実際のポストカード2種を見せながら)監督の初期イメージラフ画2枚ということなんですが?


山田 入場者プレゼントって第3弾までだったじゃないですか。いきなりプロデューサーから初期に描いたやつ出しなさいよと言われて(笑)。イメージが変わっているからすごく恥ずかしいんですが。
瀬波 実はラフ画は3つありまして、もう1つは一番最初のフライヤーでたまこがバトンを上げている絵だったんです。他の2つは公開前までにいい機会があればねと言ってたんですがその機会がなくて、それで第4弾に(笑)。

最初のフライヤーのラフ画


―― 監督のメッセージも入っています。


山田 本当に第4弾ができると思ってなかったです。


―― なぜラブストーリーを映画でやろうということになったのですか?


瀬波 映画の企画が立ち上がる前から、監督からはたまこを掘り下げて描きたいと聞いていました。それを描くなら映画しかないと思いました。
山田 嬉しかったです。OVAかもしれないと思っていました。
瀬波 監督の描きたいところがしっかりしていて、きっといい青春映画になると思いました。『たまこまーけっと』の作品のポテンシャル、このスタッフならと考えるとほかの選択肢はありませんでした。こうやってお届けできて本当に嬉しいです。それを受けて企画が始まったのですが、その時点ではまだラブストーリーではなかったんです。
山田 面白い話だなーと思いました(笑)。最初はたまこともち蔵とか、たまことひなこ、たまこと豆大、たまこと学校…みたいに、たまこと何とかという組み合わせを描こうと考えていました。でも何が一番いいかなと考えていくと、やっぱりたまこが恋愛をするような内容になっていったというか・・・。
瀬波 アイデア出しの時点でそういう要素は絶対入っていましたね。
小川 それでもち蔵に至ったんですね。
瀬波 最初から恋愛になるともち蔵しかなかった。
山田 豆大ともち蔵は外したくなかった。
瀬波 最初に監督のやりたかったことは、お母さん(ひなこ)でした。
山田 最初のプロットではそうでした。
瀬波 今のたまこがいるという経緯の部分を描くとなるとそこに行き着いてしまう。
山田 もっと等身大で共感するものが多いものを描きたかった。
小川 ひなこを思い出すシーンを自分で演出しながらジンジンときていました(笑)。


―― ラブストーリーと聞いてどう思われました?


小川 正直構えました(笑)。ど直球でしたし、結構不安を覚えていました。ラブストーリーは好きですが、近年は一般的に斜に構えたものが多くて、ちゃんと受け止められるかなと。マーケティングと言うといやらしいですが・・・。純粋に面白いものを作って良いのかどうかはすごく悩みました。
瀬波 ストレートに行って良いのかどうか?
小川 でもここまで来たら、絶対ど直球のままでいった方が良いと覚悟を決めました。
山田 色々と不安はあったと思うんですよ。コンテが少しづつ上がっていって。続きが分からない(笑)。
瀬波 今日はどの部分のコンテが上がってくるんだろうみたいな(笑)。
小川 シナリオは先に上がっている訳じゃないですか。山田さんはどうコンテを切ってくるのか、さあ次に山田はどう出る?みたいな(笑)。
山田 上がって良かったですねぇ(笑)。


―― どのような産みの苦しみがありましたか?


山田 たまこをどう扱っていくか?でした。公式HPのインタビューでも言っていることですが、なかなかたまこのシーン(のコンテ)が描き出せない部分がありました。たまこが告白されて走り出してから、自分もコンテマンとしてカメラマンとして走り出せたかなと思います*8
瀬波 本当にたまこのところだけ、コンテがごっそり抜けて上がってくるんですよ(笑)。もち蔵はよく上がってくるんですが。
山田 もち蔵→たまこ→もち蔵→たまこというシークエンスで、先にもち蔵だけ上がってくるからミルフィーユみたいな状態になっていた(笑)。先にもち蔵ばかり上がってしまって。
小川 たまこ、むずかしいですよね。
山田 よう頑張ってくれましたよ(笑)。小川さんの中の乙女が目覚めたんですね。


―― 小川さんから監督に強く要望されたことは?


小川 そんなに打ち合わせしてないんですよね。
山田 おおっ?してないかな?
小川 皆まで言うなみたいな、感じろみたいな感じがあったじゃないですか。
山田 いや、頑張って言葉で伝えようとしたんですけど、足りんかったか・・・*9。小川さんも堀口さんと同じで見えるタイプの人なので感じ取ってくれるだろうと。
小川 山田さんって素材を活かすというか、原画さんの意志を尊重するというか。勉強になります。
山田 カッコいい指示も出したと思うんですよ。レイアウトの視線誘導とか大事だよねとか(笑)。
小川 具体的なことを言うと、山田さんから伝えられたのは「生っぽく」ということ。あと「望遠」と、それも含めた「レンズ感覚」でした。しっかりカメラで捉えた「カメラワーク」とか、そういう辺りです。
山田 小川さんの演出の方向性は自分と遠くないと思っています。(勝手な思い込みで)すみません。言葉が多くなくても伝わると思っていて。
瀬波 山田さんのコンテを小川さんが演出するというだけで、これはもう大丈夫だと思いました。
山田 瀬波さんの差し金ですか?(笑)
瀬波 たまこ班ということで意図するところはありました。
山田 導かれるようにして。
瀬波 でも小川さんに話が伝わっているものだと思っていたら、え、僕が演出やるんですか?って、キョトンとしてましたよね(笑)。
小川 映画の演出は初めてでしたし、僕なんかがと(笑)。
山田 こころざしの高い方なので良かったなぁと。


―― ここである方からある物を託されておりまして・・・(舞台挨拶恒例のあみだくじを取り出す)。


山田 え?それ、誰も嬉しくないやつでしょ。われわれ裏方ですよ?え、なに崎さんですか?「す」?(笑)


―― すっーと僕らの会社に届いたんですよ(笑)。では、あみだくじでABCのどれかを選んでください。

その後、5/31付の洲崎綾さんのブログの記事「たまこラブストーリースタッフさん舞台挨拶」で事情が明らかになりました。どうやら司会者の方(松竹の向井さんという方でした)が着ていた岸本屋さんのたまこTシャツもあみだくじもどちらも洲崎さんの差し金だったようです。それで山田監督が「す?」と仰った訳ですね。


あみだくじは小川さんはB、山田監督はC、瀬波さんがAを選びます。当たりはBの小川さん。

小川 僕に当たって誰得なんですか?(笑)


―― いつもは当たったら何かをやらなくてはいけないのですが、今回は『たまこラブストーリー』で一番嬉しかった思い出を語って下さい。スタッフさんなので(笑)。


山田 歌ったりするのかと思った(笑)。
小川 ・・・そうですね。山田さんから映画の話のオファーが来た時が一番嬉しかったかも。
山田 良かったです。小川さん的にも一番忙しかった時期やったので受けてもらえるのかと。
瀬波 本人にどう伝えるか?という話もありましたね。
山田 意外にご本人は知っててびっくりということも。
小川 ちょろちょろ聞こえてきて(笑)。でも僕から行くのもどうなんかなと。
山田 気づいたら顔合わせみたいな。そんなことないか。おめでとうございます(笑)。

ここでマスコミ向けのフォトセッションがしばし行われます。お三方は椅子から立ち上がり、山田さんと小川さんが映画のポスターを挟むような形で撮影。BGMには7月発売の映画サントラCD収録予定のOPテーマ曲「KOI NO UTA」が流れています。


フォトセッションの間、司会者の方は明日(5/31)から始まる入場キャンペーン第4弾の再度の告知、7/31まで続く半券キャンペーンのお知らせ、ジョイサウンドでのたまこキャンペーンの話題で時間を繋ぎます。「いないと思うんですけど、関西のひらかたパークの『たまこ展』にいかれた方はいらっしゃいます?」との問いかけにも、客席からは結構な数の挙手が。「多くのファンの方に訪れていただいて、ひらパーの園長も喜んでおられました」とのこと。


マスコミのフォトセッションが終わり、イベントもいよいよ終幕です。お三方はセッションの流れで椅子には座らず起立したままでトークに戻ります。

―― では最後に一言づつコメントをお願いします。瀬波さんから。


瀬波 本当にあっという間で、言おうと思っていたことがまだあるんですが、監督が修行に出た話というのがあって(笑)、コンテに入られる前にちょっと旅に出てきますと(笑)。
山田 ほんとに山にこもって滝に打たれてきたんですよ(笑)。岩に頭をくっつけてこうやって(両手を伸ばすポーズ)手をついて滝に打たれるんですけど。すごい山の中で毎日毎日トカゲの鳴き声が怖くて怖くて。トカゲの鳴き声って聞いたことないでしょ(笑)。
瀬波 帰ってきてからの仕事っぷりがとても素晴らしかったので、貴重な時間だったんだなと(笑)。
山田 大変な時期でした。闇雲に山に一人で行ってしまいまして(笑)。いいところでした。


―― (ポスターの木々の緑を指して)その成果がこの綺麗な緑に(笑)。


山田 そうそう、滝に打たれたからです。(瀬波さんを見て)なんか私はみどりが好きですとか、そういうのはないんですか?
瀬波 (明らかに動揺して)えっ?なに?そこでぶっこみますか!?
山田 めちゃくちゃみどりが好きでしょ?
小川 立った方がトークしやすいみたいですね(笑)。
山田 こう、フットワークがね・・・(ステップを前後に刻みながら)。
瀬波 みどりについては一言では語れないですよ。飲み明かさないと(笑)。


―― それが最後の挨拶になる訳ですか?(笑)


瀬波 (気を取り直して)本当に皆さんの応援と反響のお陰で、予定にはなかった今日の舞台挨拶や明日からの入場者キャンペーン第4弾ができました。ここにいること自体が本当に嬉しいです。もうそろそろ上映の終わるところもありますが・・・。
山田 伊丹はまだやってますよ(笑)。
瀬波 (笑)引き続き『たまこラブストーリー』の応援をよろしくお願いします。本日はありがとうございました。


―― では続いて小川さん。


小川 前に京都のトークイベントに参加させていただいて、こういう機会は2回目なのですが、今回はお客さんの人数も多くて、まさかこんなところに立てるなんて思ってもみませんでした。
山田 泣いちゃいますか?
小川 &%●$W*+>!!(意味不明の泣きまね)
山田 良かった良かった(笑)。
小川 ここに立っていられるのも皆さまのお陰です。本当にありがとうございます。


―― 最後に山田監督。


山田 公開初日は期待も不安も両方とも一杯ありましたが、こんな予定にない挨拶までさせていただけるということは、ああ、そういうことかと、良かったと思っています。たまこ達の勇気が皆さんに届いた結果だと思っています。『たまこラブストーリー』という作品を世に送り出せて、このような幸せな作品に携わることが出来て最高です。これからも大事な一本として愛されたいと思います。『たまこラブストーリー』がですよ、私じゃないですよ(笑)。ありがとうございました。


―― 本日はありがとうございました。皆さま盛大な拍手をお願いします。

入って来られた時と同じドアから退出されるお三方を惜しみない万雷の拍手が見送ります。終了時刻は22:00ちょうどでした。


たまこラブストーリー』に関わる山田監督のトークは、私は映画公開1週間前の京都文化博物館*10、公開直後の舞台挨拶、そして昨晩の大ヒット御礼記念挨拶と順に見てきましたが、今回はいつにも増して饒舌で終始ハイテンションな様子が非常に印象的でした。


気心の知れたスタッフとのトークということもあったのでしょうが、やはりそれ以上に映画の予想を越えた大ヒットという果報に、公開前後にはあったであろう不安要素が払拭され、肩の荷が下りた解放感でいっぱいだったのではないかと思います。半ば冗談めいて「滝修行」の話をされていましたが、前作『映画けいおん!』の特大ヒットの後に続く作品として、芸術的な評価と商業的な成果の双方に結果を出さなくてはならないというプレッシャーは相応の重責となってのしかかり、産みの苦しみをもたらしていたのでしょう。


しかしそれに対する答えは、予定にはなかった舞台挨拶の開催、第4弾入場者プレゼントの実施という「大入袋」で証明されました。きっと昨晩の山田監督は、果てしなく広がる空に向かって歓声を上げて走り出した映画のクライマックスのみどりのように、これ以上ないほどの充実感と解放感を存分に味わっていたのではないでしょうか。


(追記)
新宿ピカデリー向かいのアニメイトに設置されているノートに山田尚子監督の書き込みが追加されていました(写真は拡大してご覧になれます)。


(2014/5/31 記)

*1:映画のクライマックスシーンのたまこの台詞そのままでした。

*2:ここで監督は確かに「フィルム」と仰っています。

*3:映画で釘スランプになったかんなの「おええっ」に似ていました。

*4:京都文化博物館のトークイベントのこと。

*5:TOHOシネマズ伊丹で5/24から上映が始まったことを受けての発言です。

*6:山田監督は実は飛行機好き?そうであれば『映画けいおん!』『たまこラブストーリー』に度々登場する飛行機や飛行機雲の描写へのこだわりも頷けます。

*7:最前列に3人いらっしゃって、その方達への発言です。

*8:山田監督が自らを「コンテマン」「カメラマン」と仰っている点には注意が必要でしょう。ここには作品を監督するに当たってのキャラクターや物語の世界観に対するスタンスの取り方と揺ぎない制作ポリシーが見て取れると思います。

*9:ここもたまこの「トイレ間に合わんかったか」と良く似た雰囲気の言い回しでした。

*10:前記事でも書きましたが、この10日ほど前に初号試写が行われています。本当に公開直前のギリギリまで制作は続いていたようです。