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【舞台探訪】『氷菓』:■03 斐太高校周辺

京都アニメーションのTVアニメ『氷菓』(2012年4~9月放映)の舞台探訪の記事、3本目です。

氷菓 限定版 第3巻 [Blu-ray]

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奉太郎やえるの通う神山高校のモデルは、高山市岐阜県立斐太高等学校です(「氷菓」のEDクレジットにも登場しています)。原作者の米澤穂信さんの母校であり、『氷菓』をはじめとする<古典部>シリーズに描かれる神山高校の描写は、基本的に同校の建築様式がそのまま反映されたもので*1京都アニメーションの綿密なロケハンの成果は、劇中でも存分に発揮されています。ただし、当然のことながら校内は関係者以外の立ち入りは出来ませんので、校内のカットについては一切撮影していません。その点はあらかじめご了承下さい。


なお斐太高校は、かつてTVドラマにもなった「白線流し」の行事でもよく知られています。


■03 斐太高校周辺
キービジュアル

このキービジュアルについては、2011年12月末に公式サイトで初公開された直後、早々と現地に行って取材しています。その時の記事がこちらですが、行って思ったのは「桜満開の時にもう一度ここに来たい」というものでした。念願叶って翌年の4月下旬に再訪しましたが、どうやら前日まで満開だった桜は半日の内に散ってしまったらしく、写真の通り、なんとも中途半端な状態でいささかガッカリ・・・。いつか桜の頃に再びリベンジしたいものです。


0P(第1クール)
01 正門までの通学路


第1話
01 正門から南東向き


02 正門前


03 合崎橋東詰付近


04 正門までの通学路



第3話
01 校舎の一部


右奥に見えるのは「平和の鐘塔」。白線流しの開始の合図に鳴らされるそうです。なお校内に掲げられた学内見取り図を見ると、手前の校舎4階の一番右端の部屋が「地学実験室」となっており、(原作も含めて)古典部の部室と同じ位置であることが分かります。渡り廊下の構造も劇中と同じです。


第5話
01 合崎橋東詰付近







02 合崎橋


03 合崎橋西詰付近


車の衝突跡でしょうか。歪みも再現されています。


第8話
01 正門までの通学路


02 校庭越しの久美愛厚生病院


劇中では下校時の通学路を歩いている途中でこのカットが映し出されていましたが、このアングルは正門を出て南東方向に向かう道(=キービジュアルの撮影現場)からでなければ撮れません。なお久美愛厚生病院は、2012年5月をもって移転しました。いずれはこの建物も取り壊され、ここに描かれた風景もやがては消えてしまうでしょう。以下の写真は別の場所から撮ったものです。


03 合崎橋西詰付近


第11話
01 合崎橋東詰付近



第12話
01 合崎橋東詰付近


このカットは撮り忘れていたことに今になって気付きました。かろうじて近いアングルのものを載せておきます。


02 合崎橋


03 合崎橋東詰付近


氷菓』の劇中で何度も描かれたこの合崎橋は、2012年10月から架け替えの工事が始まることが事前告知されており、改修後は周辺の風景が大きく変わることが分かっています。

【参考】
http://sanpo.asanoya.jp/blog/2011/09/post-15.html
http://hida.keizai.biz/headline/199/
http://www.city.takayama.lg.jp/kensetsu/documents/aisakibasikourandezain.pdf

これらを見る限り、奉太郎やえるが通学した現在の合崎橋から高校の正門までまっすぐに伸びる通学路も、いずれは無くなってしまうようです。


最後に2012年11月下旬に訪問した際の工事開始直後の写真を掲載しておきます。

右側の建物が久美愛厚生病院です。


工事は平成26年(2014年)2月28日まで続きます。




合崎橋は昭和34年3月に架橋されたものでした。


MAP

より大きな地図で TVアニメ『氷菓』舞台 を表示

地図は縮小表示していますので、必要に応じて上記の”より大きな地図で~”の後のリンク先をクリックして拡大して下さい。ブラウザがIEなら、アンカー上でマウスを右クリックして<新しいウィンドウで開く>を選択頂ければ、別ウィンドウが開くので便利かと思います。

次回は、■04 高山市図書館 煥章館です。
前回の記事はこちらです。→■02 宮川周辺(宮川沿い、弥生橋、不動橋)


(2013/2/1 記)

当記事に掲載した「氷菓」の画像は、著作権法32条に定める比較研究を目的としての引用であり、当該画像の著作権は全て、米澤穂信角川書店/神山高校古典部OB会に帰属します。

*1:劇中で頻繁に登場する特徴的な構造の渡り廊下は、シリーズでもトリックの構成要素として使われています(原作『やるべきことなら手短に』(=第1話Bパート)など)。